フイモウ
〜恋愛小説家〜
フイモウ〜恋愛小説家〜
作 GSI

夢吉 一丸(西田裕六郎(ゆめろう))   小説家
濱中 義和              編集者
堀垣 タモト             セールスマン



    夢吉の部屋。テーブルに向かっている夢吉。原稿を執筆中。
    悪戦苦闘しながらも原稿が出来上がる。
    一息つく夢吉

夢吉   ああ、できたできた

    まったりする

夢吉   腹減ったな

    カップラーメンを持ってくる

夢吉   博多とんこつ

    お湯を注ぐ

夢吉   ああ、この三分が長いんだよね

    待つ

夢吉   できた?

    食べようとして上ぶたをはがす。その拍子にこぼす。原稿の上に。

夢吉   あっ!
夢吉   ああ〜

    呆然とする夢吉

夢吉   とんこつ味の原稿になってしまった。濱中さんとんこつ好きかなぁ。でもアノ人
    関東出身だし……

    考え込む。が、はっと我に返り

夢吉   キーッ!

    原稿をゴミ箱に投げ捨てる

夢吉   もう知らんよ、オレは

    夢吉、フテ寝。そこにチャイム。ビクッとなる夢吉。でも無視してみる

堀垣   こんにちはぁ。ちょっといいですかぁ?
夢吉   …………

    チャイムが鳴る。夢吉耐える

堀垣   すいませーん
夢吉   …………

    チャイムが激しくなる。耐える
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