明智太郎は、眠らない
明智太郎は、眠らない
明智太郎→あけちたろう。ヘボ探偵。自分を明智小五郎の生まれ変わりと信じている
橋田翔子→はしだしょうこ。探偵助手。推理力は明智太郎より上である
舘→たち。館の主人。予告について石谷から相談を受けていた
石谷凱→いしやがい。被害者。宝石の持ち主。舘とは古い友人で泊まりに来ていた
和瀬田藍→わせたあい。居合わせた人1。常識人に見せかけてノリで生きている
五葉仁→いつはじん。居合わせた人2。ツッコミ役。唯一の常識人
海堂正樹→かいどうまさき。怪盗。
盗む技術はあるけど割とポンコツ。
尚盗むシーンは無いためポンコツが露呈するのみである
推理要素ゼロの探偵コメディです。
明智がひたすらイジられます。そんな台本です。
明智 「いいですか、落ち着いて聞いてください。この中に、怪盗が居ます!」
仁 「なっ、何を根拠にそんなことを!ってか、あんた誰だよ!?」
明智 「私は怪盗専任探偵、明智太郎!そう、明智小五郎の生まれ変わりだ!」
翔子 「私は探偵助手の橋田翔子です。この館に繋がる唯一の橋は先程降り出した雨で落ちているので、1時間後の予告通り現れるには既にこの館の中に居ないといけない…ですよね、先生」
明智 「そういう事だ、ワトソン君」
翔子 「先生、それではホームズです」
仁 「お、おう。2人の事はわかったよ。で、もう誰かは分かってるのか?随分と自信有りげに話始めたが」
明智 「この館には我々2人を含め現在6名。館の主人である舘さん。
狙われた宝石の持ち主である石谷さん。
旅行に来ていた和瀬田さん。
…そして、五葉仁さん」
(手帳を見ながら、一人一人指さしていく。)
仁 「おい、なんで俺だけフルネームなんだ!?それじゃあまるで俺が犯人みたいな物言いじゃあねぇかッ!」
明智 「違うんですか?持ち主の石谷さんとその友人の舘さんは除いて2分の1なのに!?外した!?この私が!?」
藍 「駄目だこの探偵早く何とかしないと」
仁 「だな、そもそも持ち主の自作自演とか、そういう可能性を全く考えてない時点でお察しだ」
舘 「自分で言うのも何ですが、宝石がある事を知っている私を疑うべきですよね」
明智 「華麗な反撃!しかし私は挫けない」
翔子 「少しは挫けてください」
明智 「橋田さん?」
石谷 「というか、何であんた達は宝石や予告について知っているんだ?それこそ、探偵が犯人だった〜とか、そういうことか?」
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