あらすじ
「『ねこの森』を探しに行ったむつきさんに、
エールを送る会を開催します。
ぜひご参加ください」
ある日、届いた不思議な手紙。
猫の桃源郷があるという樹海に続く古道。
その入口にあるペンション「猫森ハウス」に集まったのは、
むつきの幼なじみ達。
それぞれが生きる事の悩みを抱え、それぞれが1人で行ってしまった
むつきに対して複雑な想いを抱いていた。
それでも久しぶりに再会した仲間達は思い出話に盛り上がるのだが
やがて、みんなの心をざわめかせる出来事が次々に起こり始める。
全てを失った時、心に残るのは何だろう?
世界が終わる時、最後に想うのは誰だろう?
癒されぬ哀しみを背負いながら、それでも歩いて行こうとする
すべての人に捧げる物語。